「2人目が生まれると育児はどうなるの?」と不安に思っていませんか? 1人でも大変なのに、2人育てるとなると想像以上に大変そう…。
実際、2人目が生まれると育児の難しさは確かに増えます。 しかし、その分だけ子育ての喜びや家族のつながりも深まるのです。
この記事では、2人育児をしているパパ・ママに向けて、 「子供が2人になって大変になったこと・楽になったこと」をリアルな声とともにご紹介します。
あわせて、毎日の生活を少しでもラクにするためのコツや、 兄弟育児ならではの嬉しい発見もお伝えしていきます。
- 子供が2人になると大変になる具体的なシーン
- 育児が楽になる瞬間や親としての成長
- 兄弟育児を乗り越える実用的なコツ
- 家計や時間のやりくりの工夫
- 上の子・下の子それぞれへの関わり方
子供が2人になると大変になること

時間が圧倒的に足りない
まず最初に感じるのは「時間のなさ」です。 ごはん・お風呂・寝かしつけなどがすべて2倍に増えます。 さらに、上の子と下の子の生活リズムが異なるため、 思い通りにスケジュールを組むのが難しくなります。
たとえば、下の子が寝ている間に上の子が外で遊びたがったり、 上の子の習い事に下の子を連れていく必要が出てくるなど、 予定通りに進めることは至難の業です。
したがって、時間管理における柔軟性が求められます。
一人の時間がほぼゼロになる
また、1人目の育児では子供が寝た後に自由時間がありました。 ところが、2人育児になると、どちらかが起きていることが多く、 自分だけの時間がほとんどなくなってしまいます。
特に夜中の授乳や早朝の起床が続くと、 身体の疲れだけでなく、精神的なストレスも増していきます。
だからこそ、意識的に休息の時間を作る工夫が必要です。
兄弟げんかの仲裁が大変
さらに、兄弟同士が遊ぶようになると同時に、 おもちゃの取り合いや順番の争いが始まります。 一見微笑ましい光景ですが、頻繁な喧嘩の仲裁は予想以上に疲れます。
毎日のように仲裁し続けることで、 イライラが募り、つい叱りすぎてしまうことも。
だからといって、全てを放置するわけにもいきません。 そのため、兄弟間でルールを設けたり、 お互いの気持ちを尊重する声かけが効果的です。
体力的な負担が倍に
当然ながら、体力面の負担も倍増します。 抱っこにおんぶ、追いかけっこに外遊び……。 2人とも親に甘えたい年齢のときは、物理的に体が足りません。
とりわけ、下の子の夜泣きと上の子の早起きが重なる日には、 ヘトヘトになること間違いなしです。
ですから、意識して栄養・休養を確保することも忘れないようにしましょう。
家計への出費がじわじわ増加
そして最後に見逃せないのが家計への影響です。 2人分の保育料、食費、衣類、おむつ代など、 毎月の支出が確実に増えていきます。
特に、ミルクや紙おむつなどは消耗品のため、 月々の負担が積み重なると大きな出費になります。
【参考リンク】 文部科学省「子供の学費に関する統計」:https://www.mext.go.jp/
そのため、家計簿アプリの活用や予算管理も欠かせません。
子供が2人になって楽になったこと

上の子が下の子をお世話してくれる
一方で、嬉しい変化もたくさんあります。 たとえば、上の子が下の子の面倒を見るようになること。
おむつを持ってきたり、泣いている赤ちゃんをあやしたり……。 兄弟の関わりに温かさを感じ、 親としては胸がいっぱいになる瞬間です。
このような光景は、2人育児ならではの感動です。
一緒に遊ぶことで親の手が空く
加えて、兄弟で遊ぶようになると、 親の手が少しずつ空くようになります。
年齢が近い兄弟であれば、 おままごとや積み木、ごっこ遊びに夢中になることも。
その間に家事や自分の用事を済ませられるのは大きなメリットです。
愛情が2倍以上に感じられる
もちろん、大変さは2倍になりますが、 子供の笑顔や成長を見る喜びは何倍にもなります。
ふとした瞬間に2人が手をつないで歩いていたり、 一緒に笑っていたりするだけで、 その日の疲れが吹き飛ぶことも少なくありません。
育児の経験値が活きる
2人目の育児では、1人目のときの経験が活かされます。
たとえば、「多少泣いていても大丈夫」や 「寝ないときは無理せず抱っこで揺れるだけ」など、 心に余裕を持って対応できる場面が増えます。
つまり、育児に対するプレッシャーが和らぐのです。
家族の会話が増えて温かい雰囲気に
さらに、兄弟のやりとりが家族の会話を増やしてくれます。
今日は何して遊んだ?誰と喧嘩した? そんな話題から自然と家族全体のコミュニケーションが活発に。
その結果、家庭内の雰囲気もより温かくなっていきます。
2人育児を少しでもラクにする工夫

タイムスケジュールを柔軟に
まずは、無理に計画通り進めようとしないこと。
「今日はこれができたらOK」など、 日々の目標を小さく設定することで気持ちに余裕が生まれます。
上の子に小さなお手伝いをお願い
次に、上の子の成長を信じて、 簡単なお手伝いをお願いしてみましょう。
「ゴミを捨ててくれる?」「ティッシュ持ってきて」など、 自信と役割意識が育ちます。
サポート制度を積極的に活用
また、育児支援センターやファミリーサポート、 一時預かり保育などの制度を使うのも重要です。
【参考リンク】 子育て支援制度まとめ(厚生労働省):https://www.mhlw.go.jp/
頼れるものは遠慮せずに頼る、 それも立派な育児の一部です。
家事は「手を抜く勇気」が大事
掃除や料理を完璧にこなす必要はありません。 便利家電やミールキットを活用し、 「がんばりすぎない日」も設けましょう。
夫婦で情報共有を密に
最後に、育児を夫婦で支え合うことも忘れずに。
LINEやGoogleカレンダーなどを活用し、 日々の予定を共有して連携を強めましょう。
すると、お互いの理解も深まり、協力体制がスムーズになります。
よくある悩みとその対処法

悩み | 解決のヒント |
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上の子が赤ちゃん返りする | 一対一の時間を意識的に作る |
下の子に手がかかりすぎて上の子に構えない | 上の子との関わりタイムを優先的に確保 |
兄弟げんかが絶えない | ルールや順番を明確にする |
家計が厳しい | 児童手当や地域支援を確認・申請する |
自分の時間がまったくない | ショートタイム保育や一時預かりを活用 |
まとめ|大変だけど、その分だけ幸せも増える
2人育児は確かに体力的にも精神的にもハードです。しかし、兄弟の成長やつながりを見られることで、 親としての幸せは2倍以上になります。ときにはうまくいかない日もあるでしょう。 でも、それが当たり前です。大変な時こそ、少し肩の力を抜いて、 「今日はこれだけできた自分えらい」と認めてあげましょう。子育てに正解はありません。 それぞれの家庭のペースで、できることから始めていきましょう。