赤ちゃんの昼寝、うまくいかずに悩んでいませんか?「寝ると思ったらすぐ起きてしまう…」「昼寝をしないから夜もグズグズ…」と、昼寝のタイミングに戸惑うママ・パパは多いはずです。とくに悩ましいのが、昼寝の目安や間隔がわからないこと。ネットや育児書でも情報がまちまちで、何を信じていいのか迷ってしまいますよね。
しかし、月齢に応じた昼寝の回数と間隔を知ることで、赤ちゃんの睡眠リズムはぐんと整いやすくなります。
この記事では、赤ちゃんの月齢別に昼寝の目安と間隔を詳しく紹介し、
ぐっすり眠れる環境づくりや、寝かしつけのコツまで丁寧に解説します。
- 赤ちゃんに昼寝が必要な理由
- 月齢別の昼寝の回数・間隔・時間の目安
- 昼寝がうまくいかない原因とその対策
- 昼寝の質を高める環境とルーティンの作り方
- 昼寝と夜の睡眠のバランスの取り方
- 関連記事へのリンクと補足情報
昼寝はなぜ必要?赤ちゃんの成長との深い関係

赤ちゃんにとって昼寝は、単なる「休憩」ではありません。むしろ、それは心と体の発達を支える重要なプロセスです。たとえば、起きている間、赤ちゃんの脳はたくさんの刺激を受けています。そのため、昼寝はその情報を処理し、記憶として整理するための大切な時間なのです。
さらに、昼寝には次のような効果があります。
- 情緒が安定しやすくなる
- 睡眠不足による夜泣きを防ぐ
- 免疫力や代謝のバランスを整える
逆に、昼寝が不十分だと、ぐずったり、夜中に何度も起きてしまったりします。
そのため、昼寝の質とタイミングを整えることがとても大切なのです。
月齢別|昼寝の目安と間隔の一覧表
赤ちゃんの睡眠リズムは、成長とともに変化します。
ここでは、月齢ごとの昼寝の回数・間隔・時間の目安をまとめました。
月齢 | 昼寝回数 | 起きていられる時間(間隔) | 昼寝1回の目安時間 |
---|---|---|---|
0〜2ヶ月 | 4〜6回 | 30分〜1時間 | 30〜60分 |
3〜4ヶ月 | 3〜4回 | 1〜1.5時間 | 40〜90分 |
5〜6ヶ月 | 2〜3回 | 約2時間 | 1〜1.5時間 |
7〜9ヶ月 | 2回 | 2.5〜3時間 | 各1〜2時間 |
10〜12ヶ月 | 1〜2回 | 3〜4時間 | 午前と午後で合計2〜3時間 |
1歳〜1歳半 | 1回 | 約4〜5時間 | 1.5〜2時間 |
2歳前後 | 1回またはなし | 約5〜6時間 | 1〜2時間 |
この目安はあくまでも平均的な数値です。
実際には赤ちゃんの個性によって変わるため、目安を参考にしながら調整していきましょう。
昼寝がうまくいかない原因とその対策

昼寝が短い、寝かしつけに時間がかかる、何度も起きる…そんな時は、以下のような原因が考えられます。
間隔が長すぎる
赤ちゃんが疲れすぎてしまうと、逆に興奮して寝つきにくくなります。その結果、ぐずりやすくなることもあります。したがって、「まだ元気そう」と思えても、早めに寝かせる準備を始めることが大切です。
間隔が短すぎる
反対に、まだ眠くないのに寝かせようとすると、寝つきが悪くなります。
月齢に合わせた起きていられる時間を意識してみてください。
睡眠環境が整っていない
明るい部屋や騒がしい音、さらには室温の不快感なども、赤ちゃんの睡眠を妨げる大きな要因になります。したがって、寝る場所はできるだけ静かで落ち着いた空間に整えることが重要です。
寝かしつけを助けるおすすめルーティン

毎日同じ流れで昼寝に入ることで、赤ちゃんは「今は寝る時間だ」と認識しやすくなります。
次のような簡単なルーティンを取り入れてみてください。
- オムツ替え
- 絵本の読み聞かせ
- 部屋を少し暗くする
- 静かな音楽やホワイトノイズを流す
- 「ねんねの時間だよ」と優しく声をかける
こうした習慣を毎日繰り返すと、赤ちゃんは安心して眠れるようになります。
関連リンク:
赤ちゃんが泣き止まない!対処法7選
昼寝の質を高めるための環境づくり

昼寝の成功には、環境も大きなカギとなります。以下のポイントを押さえておくとスムーズに入眠できるようになっていきます。
静かで暗い空間
昼寝中は、外の光や物音をなるべく遮ることが大切です。
遮光カーテンやホワイトノイズを使うと効果的です。
室温と湿度を適切に保つ
理想的な室温は20〜23度、そして湿度は50〜60%が目安です。というのも、赤ちゃんは体温調整がまだ未熟なため、室内環境の影響を受けやすいのです。したがって、冷暖房の風が直接当たらないよう、位置や風向きにも十分に注意しましょう。
寝かしつけアイテムを活用する
おしゃぶりなどのアイテムも、赤ちゃんに安心感を与える手助けとなります。もちろん、使い方には注意が必要です。しかし、タイミングや方法を工夫しながら上手に取り入れることで、スムーズに眠れるようになることも十分に期待できます。
関連リンク:
おしゃぶりはいつから?使い方と注意点
昼寝と夜の睡眠のバランスを整えるには?
昼寝が長すぎたり、遅い時間にとってしまうと、結果として夜の寝つきが悪くなることがあります。特に夕方以降の昼寝は、体内リズムを乱す原因になりやすいのです。そのため、夜の睡眠に悪影響を与えないよう、次の点に意識して取り組んでみてください。
- 夕方5時以降の昼寝は避ける
- 午後の昼寝が長すぎる場合は早めに切り上げる
- 朝の起床時間を一定にすることで自然とリズムが整いやすくなる
生活リズム全体が整うと、昼寝のリズムも自然と安定していきます。
関連リンク:
赤ちゃんの生活リズムはいつ整う?
よくある質問Q&A
Q:昼寝をしない日があっても大丈夫?
はい、大丈夫です。日によって眠気の度合いや活動量は違います。
夜しっかり眠れていて、機嫌がよければ特に問題ありません。
Q:昼寝の間隔はきっちり守る必要がありますか?
必ずしも守る必要はありません。目安を参考にしつつ、赤ちゃんの状態に合わせて調整しましょう。
Q:寝かしつけに時間がかかるのですが…
ルーティンや環境の見直しをしてみてください。刺激の少ない環境と安心感のある流れを作ることで、寝つきが改善することがあります。
まとめ|赤ちゃんの昼寝は“目安”を知ることから始めよう
昼寝は赤ちゃんの成長に欠かせない、大切な時間です。とはいえ、毎日完璧にこなす必要はありません。だからこそ、目安や間隔を知りながら、赤ちゃんのペースに寄り添って調整していきましょう。そうすることで、昼寝が安定すると、夜の睡眠にもよい影響が出て、育児全体がぐっとラクになります。たとえば、昼寝の時間帯が一定になるだけでも、赤ちゃんの機嫌が落ち着きやすくなります。少しずつで構いません。まずは、今日から、できることを一つずつ試してみてください。