赤ちゃんが生まれてからは、まずミルクやオムツ、洋服、医療費など、とにかく何かとお金がかかりますよね。
そして、「実際、育児に月いくら必要なの?」「うちの支出は多いのかな?」とつい気になるパパ・ママも多いはずです。
しかし、家庭や地域によって金額は異なり、何にどれくらいかかるのかを把握しておくことが大切です。
この記事では、育児にかかる月間費用のリアルな目安を紹介しつつ、無理なく家計を回すための節約術や、助成制度の活用方法も解説します。実際のデータと家庭の声をもとに、安心して育児と家計を両立するヒントをお届けします。
- 育児にかかる月間費用のリアルな平均額
- 年齢別の支出内訳と費用の目安
- 食費・日用品・教育費など主要項目の解説
- 節約しながら楽しむ育児の工夫
- 使える公的支援・補助金制度まとめ
育児にかかる月間費用の平均はいくら?

育児費用は、家庭によって差がありますが、平均すると月あたり5万〜8万円が目安です。
日本政策金融公庫の調査(2024年)によると、0〜6歳の子ども1人あたりの育児費用の平均は以下の通りです。
| 項目 | 平均月額(円) | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 約12,000円 | 離乳食〜幼児食期 |
| オムツ・日用品 | 約8,000円 | 紙オムツ・おしりふき等 |
| 医療費・予防接種 | 約2,000円 | 自己負担分 |
| 衣類・雑貨 | 約5,000円 | 季節ごとに変動 |
| 保育料 | 約25,000円 | 無償化対象でも延長保育など加算あり |
| 教育・おもちゃ | 約5,000円 | 絵本・知育玩具など |
| 合計 | 約57,000円 | 1歳児モデルケース |
ただし、2人目・3人目になると共用できるものも増えるため、1人あたりの実質負担は減る傾向があります。
関連記事:育児費用を節約する方法|無理せず賢く貯める実践術10選
年齢別で見る育児の月間費用
実は育児費用は年齢によって大きく変化します。
以下は、家庭の平均支出をもとにした年齢別の目安です。
| 年齢 | 月間平均費用 | 主な支出項目 |
|---|---|---|
| 0〜1歳 | 約60,000円 | ミルク・オムツ・ベビー用品 |
| 1〜3歳 | 約65,000円 | 保育料・食費・衣類 |
| 4〜6歳 | 約70,000円 | 習い事・幼稚園代・おやつ |
| 小学生 | 約80,000円 | 学童・教材・給食費 |
| 中高生 | 約100,000円以上 | 塾・スマホ・部活・交通費 |
特に1〜3歳は「保育料+オムツ+食費」が重なる時期。
一方で、幼児教育・保育の無償化によって以前より軽減された家庭も増えています。
主要項目ごとの費用と節約ポイント

育児費用の中でも大きな割合を占める「食費」「日用品」「保育費用」。
ここでは、それぞれの平均と節約のコツを紹介します。
食費(約12,000〜15,000円)
- 冷凍保存を活用して食材ロスを防ぐ
- 離乳食はまとめて作り、小分け冷凍
- コープ・パルシステムなど宅配を活用(参考:パルシステム公式)
日用品(約8,000円)
- オムツはネット定期便で約10〜20%安くなる
- おしりふきはまとめ買いでコスパUP
- 詰め替え用を選び、ゴミも削減
保育費(約25,000円)
- 所得制限により保育料が異なるため自治体サイトで確認
- 兄弟割引制度を活用(例:第2子半額など)
- 延長保育の利用を減らすことで負担軽減
関連記事:子供1人にかかる費用はいくら?育児にかかる費用を徹底解説!
知らないと損する!育児に使える公的支援制度
育児にお金がかかるとはいえ、国や自治体の支援を活用すれば家計負担を大きく減らせます。
代表的な制度をまとめました。
- 児童手当
0〜15歳まで、月1万円〜1万5千円が支給(所得制限あり)
→ 公式:こども家庭庁 児童手当 - 医療費助成制度
多くの自治体で中学生まで医療費が無料。通院・薬代の自己負担が軽減されます。 - 保育料無償化制度
3〜5歳の子どもは保育料が全額無料。0〜2歳児も世帯年収によって補助対象に。 - ふるさと納税×育児用品購入
オムツ・ミルクなどを返礼品で賢く入手。
これらを組み合わせることで、年間で10万円以上節約できるケースも珍しくありません。
育児と家計を両立するための節約実践法5選
節約というと「我慢」と思われがちですが、工夫次第で楽しみながら家計を守れます。
- 家計簿アプリで支出を見える化
→ MoneyForwardなど無料ツールが便利。 - 中古・おさがりを活用
→ メルカリや地元フリマでベビー用品を低価格で。 - 固定費を見直す
→ 通信費・保険料を削ると月5,000円以上の節約も。 - ふるさと納税で必需品をGET
→ オムツ・ミルク・おしりふきなどを実質負担2,000円で受け取れる。 - 無料イベント・図書館を活用
→ 子どもの遊び場にお金をかけず、地域の施設を上手に利用。
リアルな家庭の声:「毎月どれくらい使ってる?」
SNSや育児サイトでの声を参考にすると、以下のような実感が多く聞かれます。
- 「ミルク代とオムツ代だけで月1万円超え」
- 「保育料が無償化されて助かったけど、食費が増えた」
- 「兄弟になると服やおもちゃを共有できてかなり節約できた」
つまり、育児費用は“支出バランスの変化”がポイント。
固定費を減らしながら、必要な部分にお金を使う工夫が大切です。
まとめ:育児費用は“工夫次第”で大きく変わる
育児にかかる月間費用は、平均で約5〜8万円ほど。
ただし、使い方や助成制度の活用次第で、月数万円の差が生まれます。
- 食費・日用品・保育料が主要コスト
- 公的支援で10万円以上の節約も可能
- 我慢より「工夫」で家計と笑顔を守る
お金の心配を減らすことは、育児のストレスを軽くすることにもつながります。
無理をせず、自分たちのペースで「心とお金のバランス」を整えていきましょう。


















